リサイクルできないものはないのにされないものがある理由

その必要性が認知されながらも、リサイクルへの国際的な取り組みが近年に至るまで本格化されてこなかった理由と近年なってようやく各国の対応が本格化した経緯に触れつつ、リサイクルにおけるプラスチックゴミに対する私見をまとめることを試みたページです。

リサイクルが必要とされる理由とプラスチックゴミ

わざわざリサイクルできる資源ゴミとゴミを分別していることから、全てのゴミがリサイクルできるわけではないと認識される方が大半かも知れませんが、実はリサイクルできないゴミは存在せず、全てのゴミはリサイクルが可能であり、資源ゴミとゴミの差はリサイクルできるか否かで決められているわけではありません。

リサイクルできるのなら全てのゴミをリサイクルすればいいと誰もが思うでしょうし、全てのゴミがリサイクルでくるなら環境問題が拡大することを防ぐのも容易となるにもかかわらず、全てのゴミがリサイクルされない原因は、リサイクルの過程で消費する資源と再生される資源の比率の問題で、例えば極端に汚れたゴミや複数の素材から成る複合素材のゴミをリサイクルしようとすると、リサイクルのために使う資源がリサイクルで再生される資源量を上回ってしまうのです。

資源の消費を抑制するためのリサイクルの過程でリサイクルできる資源以上に資源を消費してしまったのでは本末転倒なので、資源としてリサイクルして資源消費を抑制できる資源ゴミと資源としてリサイクルしても資源の消費が抑制できないゴミに分類されていますが、あくまで技術的な限界によるものであることから、技術革新によって解消可能な可能性もあり、今後の研究次第では全てのゴミをリサイクルできる技術が開発されることはあり得るものの、現状はリサイクルする意味のある資源ゴミとリサイクルに意味のないゴミに分類されています。